フィルム時代の証明写真

おはようございます。 masa です

さて、フィルム時代の証明写真について
話をしてみようかと思います。

今ではどこにでもある証明写真機。
結構便利ですが、履歴書など就職活動に使うには
ちょっと 貧相です。

このブログをご覧の方も写真館などで
結構な額のお金を支払って撮られた方も
多いのではないのでしょうか?

昔は証明写真は一眼レフで撮るのが
一般的でした。

大判のカメラで撮る方もいらっしゃいましたが
現像、プリントのスピードを考えると
35mmフィルムでの撮影がベストでした。

そして 証明写真には規格が結構あります。

証明写真用途 写真サイズ(cm) 使用枚数
アマチュア無線 2.4 × 3.0 4枚ほど
ガス溶接作業主任者 2.4 × 3.0 1枚
フォークリフト運転技術 2.4 × 3.0 2枚
ボイラー技士試験 2.4 × 3.0 1枚
ワープロ技能検定 3.5 × 4.5 1枚
1級建築士 4.0 × 5.5 2枚
英文タイプ検定 3.5 × 4.5 1枚
衛生管理者 2.4 × 3.0 1枚
外国人登録証 3.5 × 4.5 2枚
危険物取扱者 2.4 × 3.0 4枚
マイナンバーカード用 3.5 × 4.5 1枚
雇用保険受給申請 2.5 × 3.0 1枚
国家公務員1・2・3種 3.0 × 4.0 1枚
国際自動車運転免許 4.0 × 5.0 1枚
司法修習生・最高裁判所 2.4 × 3.0 1枚
司法修習生・司法研究所 3.0 × 4.0 1枚
自動車運転免許 2.4 × 3.0 1枚
自動車整備士 4.5 × 6.0 1枚
実用英語検定 3.0 × 3.0 1枚
車両系建設機械運転免許 2.4 × 3.5 2枚
狩猟免許 2.4 × 3.6 1枚
消防整備し 3.5 × 4.5 1枚
情報処理技術者 3.0 × 4.0 1枚
身体障害者手帳交付用 3.0 × 4.0 1枚
宅地建物取引業申請 3.0 × 4.0 3枚
地方公務員採用試験 4.0 × 4.0 2枚~
調理師 4.0 × 5.0 1枚
鉄砲所持申請・許可証 2.5 × 3.6 3枚
電気工事士 3.5 × 4.5 2枚
土木施工管理技士 4.0 × 5.5 1枚
美容師 4.0 × 5.0 1枚
簿記検定(1級) 3.5 × 4.5 1枚
履歴書・エントリーシート 3.0 × 4.0 1枚
理容師 4.0 × 5.0 1枚
パスポート 3.5 × 4.5 1枚

いやぁ~ たくさん種類があるものですねぇ

これを写真でするには本当に大変なんです^^

さきほど フィリムの時代では
一眼レフで撮影すると言いましたが・・・

大体 3回撮影します。

バストショット
引き気味のバストショット
そしてウエストショット

これで写真をプリントして
サイズに合わせてトリミングするのですが・・・

実はですね・・・

各 写真屋さんで微妙に大きさが違う理由があるのです。
それは 写真を焼く機械の きられ に差があるのです。

きられとは 35mmフィルムを Lサイズの写真に
露光させた時に余白を作らないように
周りを少しはみ出してプリントする写真技術の事です。

これが 機械によってと言うより店によって
微妙に替えてあるのです。

ですので A店で撮ったネガをB店でプリントしても
証明写真にすると 時間が掛かるのはこれのせいなのです。

それに比べると 今随分楽です。

デジタルなので ウエストショットの画像一枚あれば
大体の証明写真は使える様になりました。

ただし!パスポート申請用の写真なのですが
サイズを切れば良いというものでもないのです。

1 写真の顔の大きさも決まっています。
 (頭頂部からあごまでの距離が決まっています)

2 まゆげが前髪で隠れていては駄目です。

3 基本 メガネは外して撮影します。

4 バックスクリーンに影が映ると申請が通りません。

こんな事を考えると自分で撮って
プリントしてカットして・・・

手間を考えてると大手のカメラ屋さんなどで
撮ってもらった方がいいかもですね?
撮影したデータも頂けるみたいですし・・・

あ、決して 大手の回し者ではありません^^