
おはようございます。 masa です。
間があいてしまいまいしたが・・
今日は 写真講座をちょっとお休みして
写真の基礎のお話しをします。
白黒フィルム、白黒プリント、
カラーフィルム、カラープリント
これらに共通の事があります。
フィルムにしろプリントにしろ行程が同じなのです。
露光・現像・停止・定着・水洗・乾燥
この順番で全てが行われます。
フィルムの現像もそうですし、写真の行程も同じ。
これって凄いですよね?
これを考えた人は本当に尊敬します。
つまり、白黒現像を覚えると、
白黒プリント、カラー現像、カラープリントの原理は
もう覚えたと同じなんです。
ただ 使う液が違うだけ・・・(笑
私自身はカラーネガ現像したものを白黒プリントして
覚えましたので白黒プリントで説明したいと思います。
(カラーは基本機械を使ってましたので^^)
では 白黒プリントには何が必要なのか?
まず、ネガ(カラー、白黒)
印画紙
(FujiFilmやアマゾンなどで販売してます)
バット
(6つ切り用だとそれの2回り位大きいのが私は使いやすいです。)
竹ピン
引き伸ばし機
暗室(必須ですね)
現像液
停止液
定着液
ビーカー
(調液する時に使います。
1.5L位の容量があると使いやすいです。)
ジャバラタンク 1.5L用×3個
(これは各液を保存するために使います)
温度計
(ステンレス仕様、小学校などで使っていた温度計でも可)
ろうと(じょうご)
(各液をタンクに戻す時に使います。)
暗室用暗幕
(これは暗室の大きさで暗幕のサイズも変わります)
初心者の方で一番苦労するのはやはり、
暗室の作成と引き伸ばし機を手に入れる事でしょうか?
引き伸ばし機はネットで購入すると
新品で25,000円ほど中古やヤフオクだと5000円ほどです。
暗室は普通のご自宅だと作るのはかなり大変です。
よく押入れなどで現像されている方をみますが
もし現像中に開けられたらそれでパーと言うリスクはありますね。
独身の方なら 玄関に鍵を掛けて押し入れを暗室にすれば
全然問題なく出来るとは思いますが・・・
普段使っている部屋を暗室に変えて使う場合は
窓という窓に暗幕を張って窓の周りにはマジックテープ
その端を30cmは被せて暗幕で更に塞ぐ・・・
ちょっと文字では表現しにくいのですが・・・
この位やらないとプリントが露光してしまってパーになりますね。
白黒現像プリントの方法はまた次回にします^^
それと 白黒現像、プリント現像液の保存について
ネットで調べると およそ1ヶ月~3ヶ月と書かれています。
確かにその通りなのですが、更に保存を延ばす方法があります。
現像液の天敵はなんと言っても 空気。
空気に触れている間はどんどん酸化し
古くなって行きます。
つまり現像の時間を短くすればその分
現像液は長持ちするのですが・・・
白黒プリントが終わったあと、
上記に書きました、ジャバラタンク。
これに液を戻します。
そして中の空気を抜いて蓋ギリギリまで
液を持ってきてきつく蓋をします。
こうすることでほとんど空気に触れていない状態となり
酸化の少しでも防ぐ事が出来るんです。
もちろん 液を戻した後に中に泡がありますので
ちょっと揺すって、空気の泡も無くして下さいね。
これで冬の次期はほぼ半年~8ヶ月、
夏場で 3ヶ月~5ヶ月 は使用可能となります。
ただし 保存する時は冷暗所がいいので
長期保存する場合は冷蔵庫になおしておくのもありです。
ただし間違っても小さいお子さんのいるご家庭では
誤飲をしないように気をつけて下さい。
そして現像をする場合は38度位まで
ジャバラタンクのまま温めて使います。
温度はちょっとぬるめのお風呂の温度って
覚えておくといいかもしれませんね。
現像液を作るとわかるのですが
説明書には基本1度きりの使い切りとあります。
しかし実際それをしていたら
現像液のコストが物凄くかかってしまいます。
なので 今ご説明した様な方法で
現像液を少しでも長持ちさせるのです。
この方法でもいつかは現像液も駄目になります。
現像液は最初は薄い黄色ですが
使うたびにそれが濃ゆくなってきて
破棄する次期は 茶褐色になります。
そこまで使ったら お疲れ様でしたと言って上げましょう!
更に復活させる方法などもありますが・・・
そこまで使ったのでしたら新しく現像液を作った方が
結局 白黒の発色も良くなり綺麗なプリントの仕上がりになると思います。
結論・・・・
白黒プリントをする場合
まず 暗室の場所確保
これが一番のネックになるのではないでしょうか?
興味を持たれたらいつでもコメントを下さいませ^^