おはようございます。 masa です。

今日は写真には必ず話題になる
心霊写真なるものの話です。

あなたは 心霊写真を信じますか?

テレビなど心霊写真特集やら心霊動画やら
もちろんネット上にもたくさんありますよね?

私は現像プリントの時代からやっていましたが
お客様から これ 心霊写真じゃない!? って
問い合わせがあったのは数件ありました。

その写真は 眼のようなものが2つと口のようなものが・・・

人はそのような配置のものを見ると
人の顔のように認識する能力があるのです。

つまり・・・ 木目の木の節が3つ並んでいても
人の顔に見えるわけなのですが、
撮影された写真の中に同じ様に3つ並んでいたら
それは 【 顔 】 と脳が認識してしまうのです。

つまり 結果からいいますと私が
現像プリントしていた間で心霊写真なるものは
1枚もありませんでした。

写真の枚数でいいますと

1日 4000枚
ひと月 23日
1年  12ヶ月
8年

4000 × 23 × 12 × 8
=883万2千枚

これだけの写真を検収しましたが
そのお客様の問い合わせが数件。

原因は ほとんどが ほこり。

当時 同時プリント時にフィルムの現像後
プリント機にネガを入れた時ネガにどうしても
ホコリがついてしまうので。

これは ネガが軽い静電気を帯びてしまうので
どんなに注意していてもネガにほこりがついてしまい
そのホコリがついたままプリントされるため。

これが ほとんどの原因です。

後、考えられるのは 現像ミス。

現像機のメンテナンスがマメにされていないと
フィルム現像時、最後の行程でフィルムを
水洗するのですがその水が汚れていると
同じようにフィルムに汚れが付着してしまう。

その汚れたフィルムをプリントすると・・・

結果は同じですね^^

「お客様が これ 心霊写真じゃない?」

と聞いてこられたら 必ず

「ネガをお持ち下さい。確認致します。」

と言ってネガを持ってきてもらい
ネガを確認するとホコリの付着を確認。

ホコリを除去してプリントし直してお客様に見せると・・・

「あれ?無くなっていますね?どうしたんですか?」

ホコリの付着を説明すると納得して帰れられていました。
殆どが 私の会社で現像処理したものでは無かったのですけどね。
よそで現像したのを持ってきてたんですが
当時 競合他社とはチェックテープが全く違っていたため
他社のものと言う事が解ったのですけどね。

でも デジタルになった今。
このフィルムでの確認は出来なくなりました。

普通のパソコンで合成したものを写真にプリント出来ますし
なんでもありの写真業界ですが。

オリジナルを加工しなければそれは
あなたの著作物なので・・・・

大事に保存しておいて下さいね^^