こんにちは masa です。
写真は適正露光が基本!
と しつこく言って来ましたが・・・
表現としての オーバー撮影・アンダー撮影は別です^^
あくまで 【 基本 】 です。
では ストロボ撮影における適正露光とは?
よく 夜撮影していて一眼レフ内蔵のスロロボ任せで
パシャ!ってシャッターを切った写真は
殆どの写真が 人の顔は すっ飛んでます(笑
理由は ストロボの光量と距離が合ってないから・・・
つまり 使い捨てカメラを見て頂くとわかるのですが
写ルンですのスペック
フィルム | ISO400 (800)135フィルム |
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撮影枚数 | 27枚/39枚 |
レンズ | f=32mm F=10 プラスチックレンズ1枚 |
シャッタースピード | 1/140秒 |
撮影距離範囲 | 1m~無限遠 |
ファインダー | 逆ガリレオ式プラスチックファインダー |
フラッシュ | 内蔵(有効撮影距離:1m~3m) パイロットランプ付スライド式フラッシュスイッチ |
電池 | 単4形 1.5Vアルカリマンガン乾電池内蔵 |
寸法 | W 108.0×H 54.0×D 34.0mm |
重量 | 27枚撮:90g 39枚撮:93g |
こちらが 写ルンですのスペックですが・・・
実際に撮影するとどうしても無理がある部分があります。
それは ストロボで4m以上の距離を夜撮影するのは無理
と言う事なのです。
フラッシュの部分をご覧頂くとわかるように
有効撮影距離は 1m ~ 3m とあります。
つまりそれ以上離れて撮影しても品質保障の
範囲外・・・ ということですね^^
ちょっと前置きが長くなりましたが
外付け ストロボには 用途によって色々あります。
そして ストロボを選ぶに当たって 必ずぶち当たる壁。
GN(ガイドナンバー)
なんですか?それは?と思わてるでしょう!
このガイドナンバーの意味がわからないと
ストロボ撮影は散々な撮影になってしまいます。
良く 私が例に出す 体育館の講堂の
丁度中央部から撮影したと仮定しましょう!
シュチエーションとしてはこんな感じで想像してみて下さい。
1 講堂(校長などが台の上でしゃべるところ)の距離 15m
2 撮影場所 体育館 中央部分にて
3 撮影環境 暗幕によりかなり暗い
4 撮影する高さ 床より30cmの台の上
5 300mm 望遠レンズにて撮影
こんな場合 今は余り苦労しないのが
実際 本当の所なんです(笑
理由は デジタル一眼レフカメラには
ISOを 普通に 12800 まで上げる事が出来るから・・・
ただ 以前も説明したように ISOを上げると
写真にした時に 画質がかなり荒くなる
これだけは覚えておいて下さい。
つまり ISO感度を出来るだけ上げずに
絞りを絞って撮影する・・・
これが一番綺麗に撮影する方法なのです。
そこで ストロボ撮影のGN(ガイドナンバー)が必須となります。
私は ニコンのカメラを使ってますので
ニコンのストロボで説明しますが基本どこのメーカーでも
使い方がわかれば 同じだと思っています。
スピードライト SB5000
http://www.nikon-image.com/products/speedlight/lineup/sb-5000/spec.html
より出典
型式 | 直列制御方式TTL自動調光スピードライト |
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ガイドナンバー/照射角 | 34.5(ISO 100・m) (照射角35mm、FXフォーマット、スタンダード配光時) |
調光範囲 | 0.6m~20m(フォーマット、配光タイプ、ISO感度、 照射角、絞り値によって異なります) ・i-TTL調光/絞り連動外部自動調光/外部自動調光時 |
配光画角 | 配光タイプ切り換え (スタンダード配光/均質配光/中央部重点配光) FX/DX切り換え対応 |
発光モード | ・i-TTL調光 ・絞り連動外部自動調光 ・外部自動調光 ・距離優先マニュアル発光 ・マニュアル発光 ・リピーティング発光 |
その他の発光機能 | テスト発光/モニター発光/ マルチポイントAF補助光/モデリング発光 |
ニコンクリエイティブライティングシステム | 対応カメラと組み合わせると、次の機能が可能。 i-TTL調光/アドバンストワイヤレスライティング/ モデリング発光/ FVロック撮影/発光色温度情報伝達/ オートFPハイスピードシンクロ撮影/マルチポイントAF補助光/ ユニファイドフラッシュコントロール |
増灯撮影機能 | ・アドバンストワイヤレスライティング撮影 ・ダイレクトリモートのワイヤレス増灯撮影(リモートモード) |
バウンス角度 | 垂直方向:上方向90°~正面~下方向7° (クリック:下7°/正面/45°/60°/75°/90°) 水平方向:左方向180°~右方向180° (クリック:正面/30°/60°/75°/90°/120°/150°/180°) |
電源ON/OFF | 電源スイッチによる切り換え スタンバイ機能設定可能 |
使用電池 | 次の単3形電池の同一種類を4本 ・1.5Vアルカリ単3形電池 ・1.2Vニッケル水素単3形充電池 |
レディーライト | 充電完了:点灯 光量不足警告 (i-TTL調光/絞り連動外部自動調光/外部自動調光/ 距離優先マニュアル発光時/ダイレクトリモートのAUTOモード時):点滅 |
AF補助光(リモートモード時) | 充電完了:点滅後、消灯 光量不足警告(i-TTL調光/絞り連動外部自動調光/ 外部自動調光/ダイレクトリモートのAUTOモード時):点滅 |
閃光時間 | 約1/980 秒: M 1/1 発光(FULL) 約1/1110 秒: M 1/2 発光 約1/2580 秒: M 1/4 発光 約1/5160 秒: M 1/8 発光 約1/8890 秒: M 1/16 発光 約1/13470 秒: M 1/32 発光 約1/18820 秒: M 1/64 発光 約1/24250 秒: M 1/128 発光 約1/30820 秒: M 1/256 発光 |
ロックレバー | ロックプレートおよびロックピンにより、 アクセサリーシューからの脱落を防止。 |
調光補正 | +3.0~-3.0の範囲で1/3段ステップで調光可能。 (i-TTL調光/絞り連動自動調光/外部自動調光/ 距離優先マニュアル発光時) |
メニュー設定 | 全24項目 |
その他の機能 | ISO感度設定/TTL調光アンダー量再表示/初期設定へのリセット/ キーロック/過熱防止/ファームアップ |
寸法 | 約73×137×103.5mm(幅×高さ×奥行) |
質量 | 約520g(1.5Vアルカリ単3形電池×4本を含む) 約420g(本体のみ) |
付属品 | スピードライトスタンド AS-22、 バウンスアダプター SW-15H、 カラーフィルター SZ-4FL(蛍光灯用)、 カラーフィルター SZ-4TN(電球用)、 ソフトケース SS-5000、小物入れ |
仕様なので 色々細かく書いてありますが
まず みて頂きたいのが GNの所です。
34.5(ISO 100・m) とあります。
※ GNの計算式があるのですが・・・
ちょっと複雑でややこしいので
GN = 絞れる数値 と解釈した方がわかり易いです
ISO100 の時 1mの距離で
ガイドナンバー絞り値が 34.5 と言う意味になります。
つまり 絞り34.5まで絞れますって意味ですねw
(そんなに絞れませんけど・・・)
調光範囲 0.6m~20m とありますので
先程の撮影条件ですと 基本的に ISO 100で
撮影は出来ますが結構ギリギリとなりますね^^
※ ニコンHPより出典
http://www.nikon-image.com/products/speedlight/lineup/sb-5000/
マニュアルカメラのストロボは手で設定するのが当たり前でしたが
上の写真の通り、今ではカメラに距離を入れると
絞りなど表示されて随分楽になっています。
つまり 距離を入れるとGN(適正絞り)が表示される。
それにあった光量がない場合は アンダー
近すぎると オーバー
適正露光だと・・・ ノーマル
と表現するのですがw
最後には 最初に言った 適正露光に戻るわけです。
ちょっと難しいですが 最初は6畳の部屋で
壁に背中を付けて 子供さんを撮影してみると
この意味が良く解ると思います^^
まずは怖がらずに撮影してみましょう!